ドライアイとは?
涙の分泌量が減少したり、安定しなくなったりする病気です
ドライアイとは、涙の分泌量が減少したり、安定しなくなったりする病気です。その結果、目の表面が乾き、目の疲れ、充血、腫れなどの症状が現れます。乾燥により、目の表面が傷つきやすくなり、黴菌に感染したり、視力低下を招いたりする恐れがありますので、「もしかして、ドライアイかも?」とお感じになった時には、お早めに枚方市の南眼科香ヶ丘中央クリニックまでご相談下さい。
こんな症状はありませんか?
次のような症状をお感じの時には、ドライアイの可能性があります。一度、当院までご相談下さい。
- 目が乾く
- 目が疲れる
- 目の充血
- 目が腫れている
- 目がゴロゴロする
- 目がかゆい
- 目やにが出る
- ものがかすんで見える
など
ドライアイの原因
ドライアイの原因は様々です。原因として、次のようなものも挙げられます。また、ドライアイの原因に、「シェーグレン症候群」「スティーブンス・ジョンソン症候群」などのほか、膠原病やリウマチなどが関与しているケースがありますので、一度、専門医のもと、きちんと検査を受けられることをおすすめします。日本眼科学会専門医である院長が、適切に診断させて頂きます。
- 長時間におよぶ、コンタクトレンズの装用
- 長時間におよぶ、パソコン・スマートフォンの使用
- 長時間におよぶ、エアコンの使用
- 旅行や出張などで、長時間航空機に乗る機会が多い
- 夜更かし
- 花粉症
- 加齢
- 屈折矯正手術の合併症
など
ドライアイの検査
視力検査
隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査
「細隙灯(さいげきとう)」と呼ばれる拡大鏡を使用して、ドライアイの疾患が隠れていないか、詳細に眼を確認します。試薬を点眼することで、表面の傷が染色して、詳細に観察することもできます。
BUT検査
目を開いてから、目の表面の涙の膜が破壊されるまでの時間を計測することで、涙の質を調べます。BUTが5秒以下の場合、ドライアイの可能性があると判断されます。
シルマー検査
試験紙を下瞼に5分間挿入し、濡れた長さによって涙の分泌量を計測します。
ただし、試験紙の挿入にともなう刺激によって、涙の分泌が促されている場合がありますので、点眼麻酔を使用した方法で行うこともあります。
ドライアイの治療
点眼治療
涙に近い成分の点眼薬や、涙の粘性成分の分泌を促進する点眼薬などを使用することで、目の表面の水分補給をはかったり、角膜の傷の治癒を促進したりします。十分な改善が診られない場合は、ドライアイの状態に応じて作用の異なる薬を組み合わせて使用していきます。
涙点プラグ
点眼治療では十分な効果が得られない場合には、涙点プラグを用いた治療を行います。涙点とは涙の排出口のことで、そこにプラグを挿入して塞ぐことで、目の乾燥を防ぎます。これ以外にも、涙点を縫い合わせる「涙点閉鎖術」という方法を行う場合もあります。
プラグには、硬性のプラグを一般に使用しますが、プラグによる異物感等が起こることもあり、当院ではコラーゲンプラグというその他の粘性の物質を涙点につめる方法も行っております。お気軽に御相談下さい。
ドライアイの対策方法
パソコン・スマートフォンの長時間使用を避ける
パソコン・スマートフォンを長時間使用すると、瞬きの回数が減少し、目が乾燥しやすくなります。
意識的に瞬きの回数を増やす
意識的に瞬きの回数を増やして、目を潤すようにしましょう。長時間、パソコン・スマートフォンを使用していると、瞬きの回数が減少しますので、こまめに休憩をとるようにして下さい。
エアコンの風を避ける
エアコンの風邪に直接当たると、目が乾燥しやすくなります。なので、直接当たらないようにするとともに、室内を加湿するようにしましょう。
コンタクトレンズを長時間装用しない
コンタクトレンズを長時間装用すると、目が乾きやすくなります。きちんと用法を守るように心がけましょう。